ヒアルロン酸はムコ多糖類の代表的な存在で、コンドロイチンやコラーゲンなどを結合して組織細胞を形成し、 体液の形で体内のいたるところに存在しています。
そして体液は細胞のすき間を埋め皮膚に潤いを与え、特に関節には潤滑油の役割を果たしています。 ヒアルロン酸の保水性は非常に高く、体液保持 の主役なのです。体内からヒアルロン酸が1g減少すると 1Lの体液が失われると言われるほどなのです。 ヒアルロン酸は高齢になってから失われるのではなく、 生まれて黄だん症状が消えた時から加齢に伴って減少していきます。つまり胎児の時に最もヒアルロン酸を 体内に多く保有しているのです。
先ほどヒアルロン酸は、関節の潤滑油の役割を果たしているといいましたが、ここでもう少し詳しく説明します。 関節を曲げる、関節を踏みつけて圧迫する、といった動きがある時に、ヒアルロン酸が圧縮されることで、 関節面どうしを接触しないように押し広げる働きをしています。そして、関節軟骨の表面が摩擦により擦り減るのを 防いで、使いやすい状態に保ち続けてくれています。
だから変形性ひざ関節症や関節リウマチでは関節液の主成分であるヒアルロン酸が酵素の力で壊され、ヌルヌルしなく なってしまいます。
ちなみにヒアルロン酸をわかりやすく理解するなら、納豆のネバネバのような物質で、自動車のオイルやグリースの ような働きと考えてください。
ヒアルロン酸は鶏のトサカやフカヒレ、サメの軟骨、魚の目玉など、普段なかなか食べられないような食材に多く 含まれています。また、熱に弱いという性質もあることから、食事で摂取するのは極めて困難です。 そして、そのままヒアルロン酸を摂っても低分子化していないと吸収しにくいのです。同時にビタミンCも摂取しないと 吸収率が上がりません。
無理なく継続的にヒアルロン酸を摂取するなら、低分子化して吸収しやすくしたサプリメントを活用するといいでしょう。 ただ、N-アセチルグルコサミンはこのヒアルロン酸の材料になるので、吸収率のよいN-アセチルグルコサミンを摂った ほうが無難かもしれません。